老遍路 死ねない手がふる鈴をふる 山頭火 しねない てが ふる すずを ふる 昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵『草木塔』鴉 解説 「老遍路」と前書がある。年老いた遍路が、鈴を振りながら行く。死ねない手が、ふるえる手が、鈴をふる。重ねられた「ふる」に、老いの巡礼の音が鳴りつづける。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句焼いてしまへばこれだけの灰を風吹く 次の句 →とほくちかくどこかのおくで鳴いてゐる 『草木塔』七百一句の一覧へ
「老遍路」と前書がある。年老いた遍路が、鈴を振りながら行く。死ねない手が、ふるえる手が、鈴をふる。重ねられた「ふる」に、老いの巡礼の音が鳴りつづける。