案山子もがつちり日の丸ふつてゐる 山頭火 かかしも がっちり ひのまる ふっている 昭和12年〜13年(1937-1938) 戦時の句『草木塔』銃後 解説 田んぼの案山子にまで日の丸が持たされ、風を受けて旗を振っているように見える。出征を送る旗の波が、田の中まで及んだ時代。「がつちり」というけなげな踏んばりに、複雑なおかしみが残る。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句ぢつと瞳が瞳に喰ひ入る瞳 次の句 →足は手は支那に残してふたたび日本に 『草木塔』七百一句の一覧へ
田んぼの案山子にまで日の丸が持たされ、風を受けて旗を振っているように見える。出征を送る旗の波が、田の中まで及んだ時代。「がつちり」というけなげな踏んばりに、複雑なおかしみが残る。