もくもくとしてしぐるる白い函をまへに 山頭火 もくもくとして しぐるる しろい はこを まえに 昭和12年〜13年(1937-1938) 戦時の句『草木塔』銃後 解説 遺骨を納めた白い函を前に、人々は黙々と立ち尽くす。空からは時雨が降りかかる。言葉を持たない時間が、そこにいる全員を包んでいる。「もくもく」のひらがなが、声のなさをいっそう深くする。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句しぐれつつしづかにも六百五十柱 次の句 →山裾あたたかなここにうづめます ことばをたどる 白い 『草木塔』七百一句の一覧へ
遺骨を納めた白い函を前に、人々は黙々と立ち尽くす。空からは時雨が降りかかる。言葉を持たない時間が、そこにいる全員を包んでいる。「もくもく」のひらがなが、声のなさをいっそう深くする。