戦死者の家 ひつそりとして八ツ手花咲く 山頭火 ひっそりとして やつで はなさく 昭和12年〜13年(1937-1938) 戦時の句『草木塔』銃後 解説 戦死者を出した家を前にしての句。ひっそりと静まりかえった家の庭に、八つ手が白い花をつけている。悲しみの家の時間が止まっても、花は花の時間を生きている。その落差だけを、句は静かに置く。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句しぐれて雲のちぎれゆく支那をおもふ 次の句 →しぐれつつしづかにも六百五十柱 ことばをたどる 咲く 花 『草木塔』七百一句の一覧へ
戦死者を出した家を前にしての句。ひっそりと静まりかえった家の庭に、八つ手が白い花をつけている。悲しみの家の時間が止まっても、花は花の時間を生きている。その落差だけを、句は静かに置く。