風鈴の鳴るさへ死のしのびよる 山頭火 ふうりんのなるさえ しのしのびよる 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 病中の句。風鈴が鳴る、その涼やかな音にさえ、死のしのびよる気配を聞いてしまう。夏の音の代表のような風鈴が、病む身には別の顔を見せる。音はひとつ、聞く心がふたつ。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句死をまへに涼しい風 次の句 →おもひおくことはないゆふべの芋の葉ひらひら 『草木塔』七百一句の一覧へ
病中の句。風鈴が鳴る、その涼やかな音にさえ、死のしのびよる気配を聞いてしまう。夏の音の代表のような風鈴が、病む身には別の顔を見せる。音はひとつ、聞く心がふたつ。