おもひおくことはないゆふべの芋の葉ひらひら 山頭火 おもいおくことはない ゆうべの いものは ひらひら 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 病中の句。思い残すことはもう何もない。夕べの風に、芋の葉がひらひらと揺れている。覚悟のことばと、あくまで日常の芋の葉。その取り合わせが、かえって深い静けさをつくっている。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句風鈴の鳴るさへ死のしのびよる 次の句 →傷が癒えゆく秋めいた風となつて吹く ことばをたどる 葉 『草木塔』七百一句の一覧へ
病中の句。思い残すことはもう何もない。夕べの風に、芋の葉がひらひらと揺れている。覚悟のことばと、あくまで日常の芋の葉。その取り合わせが、かえって深い静けさをつくっている。