ひとりの火の燃えさかりゆくを 山頭火 ひとりの ひの もえさかりゆくを 昭和7年〜9年(1932-1934) 其中庵にて『草木塔』其中一人 解説 一人で焚く火が、いつしか燃えさかってゆく。その炎をただ見つめている。言い切らずに「ゆくを」で止まる句のかたちが、火に見入ったまま言葉を失っている時間をそのまま写している。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句月が昇つて何を待つでもなく 次の句 →お正月の鴉かあかあ ことばをたどる ひとり 火 『草木塔』七百一句の一覧へ
一人で焚く火が、いつしか燃えさかってゆく。その炎をただ見つめている。言い切らずに「ゆくを」で止まる句のかたちが、火に見入ったまま言葉を失っている時間をそのまま写している。