月が昇つて何を待つでもなく 山頭火 つきがのぼって なにをまつでもなく 昭和7年〜9年(1932-1934) 其中庵にて『草木塔』其中一人 解説 月が昇ってくる。それを眺めている自分は、誰かを待つのでも、何かを待つのでもない。待つものがないことのさみしさと自由が、月の明るさの中でひとつになっている。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句冬が来てゐる木ぎれ竹ぎれ 次の句 →ひとりの火の燃えさかりゆくを ことばをたどる 月 『草木塔』七百一句の一覧へ
月が昇ってくる。それを眺めている自分は、誰かを待つのでも、何かを待つのでもない。待つものがないことのさみしさと自由が、月の明るさの中でひとつになっている。