九月、四国巡礼の旅へ 鴉とんでゆく水をわたらう 山頭火 からすとんでゆく みずをわたろう 昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵『草木塔』鴉 聞く 解説 九月、四国巡礼の旅に出るときの句。鴉が飛んでゆく。それなら自分も、水を渡って行こう。鳥の身軽さに背中を押されるような、最晩年の旅立ちの一句。ためらいのない「わたらう」のひとことが、朝の最初の一歩によく似合う。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句月は澄みわたり刑務所のまうへ 次の句 →濁れる水のながれつつ澄む ことばをたどる 水 鴉 『草木塔』七百一句の一覧へ
九月、四国巡礼の旅に出るときの句。鴉が飛んでゆく。それなら自分も、水を渡って行こう。鳥の身軽さに背中を押されるような、最晩年の旅立ちの一句。ためらいのない「わたらう」のひとことが、朝の最初の一歩によく似合う。