月は澄みわたり刑務所のまうへ 山頭火 つきは すみわたり けいむしょの まうえ 昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵『草木塔』鴉 解説 澄みわたった月が、刑務所の真上にかかっている。塀の内にも外にも、同じ月の光が届く。裁くことのない明るさが、その建物の上でいちばん澄んでいる。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句けふの暑さはたばこやにたばこがない 次の句 →鴉とんでゆく水をわたらう ことばをたどる 月 『草木塔』七百一句の一覧へ
澄みわたった月が、刑務所の真上にかかっている。塀の内にも外にも、同じ月の光が届く。裁くことのない明るさが、その建物の上でいちばん澄んでいる。