山頭火アラーム
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もらうてもどる水がこぼれるすずしくも

もろうてもどる みずがこぼれる すずしくも

昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵
『草木塔』鴉

解説

水を分けてもらい、抱えて帰る。歩くたびに揺れてこぼれ、そのしずくが素肌に涼しい。乏しい暮らしのまんなかにある小さな快さを、こぼれてゆく水の側から書きとめている。夏の朝の一杯の水が、すこしおいしくなる句。

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