秋もをはりの蠅となりはひあるく 山頭火 あきも おわりの はえと なり はいあるく 昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵『草木塔』鴉 解説 秋の終わり、飛ぶ力も衰えた蠅が、はいあるいている。「蠅となり」——弱った蠅を見ているうち、それは自分自身の姿にもなる。冬を前にした命の、遅い歩み。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句一羽来て啼かない鳥である 次の句 →水のゆふべのすこし波立つ ことばをたどる あるく 秋 『草木塔』七百一句の一覧へ
秋の終わり、飛ぶ力も衰えた蠅が、はいあるいている。「蠅となり」——弱った蠅を見ているうち、それは自分自身の姿にもなる。冬を前にした命の、遅い歩み。