うまれた家はあとかたもないほうたる 山頭火 うまれた いえは あとかたもない ほうたる 昭和14年(1939) さいごの長旅『草木塔』旅心 解説 生まれた家のあった場所には、もう何のあとかたもない。ただ蛍がすいすいと飛んでいる。失われた家の闇に明滅する小さな火が、遠い日の記憶のように点いては消える。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句ふるさとはちしやもみがうまいふるさとにゐる 次の句 →きぬぎぬの金魚が死んで浮いてゐる 『草木塔』七百一句の一覧へ
生まれた家のあった場所には、もう何のあとかたもない。ただ蛍がすいすいと飛んでいる。失われた家の闇に明滅する小さな火が、遠い日の記憶のように点いては消える。