山頭火アラーム
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病院に多々桜君を見舞ふ

投げしは白桃の蕾とくとくひらけ

なげしは はくとうの つぼみ とくとく ひらけ

昭和14年(1939) さいごの長旅
『草木塔』旅心

解説

病院に句友の多々桜を見舞ったときの句。投げ入れた白桃の枝の蕾に、とくとく――早く早く――ひらけと呼びかける。蕾のひらく力に、病む友の快方への願いが重ねられている。

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