多々桜君の霊前にて 桃が実となり君すでに亡し 山頭火 ももが みとなり きみ すでに なし 昭和14年(1939) さいごの長旅『草木塔』旅心 解説 前句の友、多々桜の霊前での句。見舞いにひらけと願った桃の花は実となったが、君はもういない。実る季節まで生きられなかった友を、桃の実の確かさが静かに悼んでいる。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句投げしは白桃の蕾とくとくひらけ 次の句 →うららかにボタ山がボタ山に ことばをたどる 実 『草木塔』七百一句の一覧へ
前句の友、多々桜の霊前での句。見舞いにひらけと願った桃の花は実となったが、君はもういない。実る季節まで生きられなかった友を、桃の実の確かさが静かに悼んでいる。