お骨声なく水のうへをゆく 山頭火 おこつ こえなく みずの うえを ゆく 昭和12年〜13年(1937-1938) 戦時の句『草木塔』銃後 解説 遺骨が船に載せられて、水の上を渡ってゆく。声なく、とはお骨のことでもあり、見送る人々のことでもあるだろう。動いているのは水面だけ。静けさそのものが、弔いのかたちになっている。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句ぽろぽろしたたる汗がましろな函に 次の句 →その一片はふるさとの土となる秋 ことばをたどる 水 ゆく 『草木塔』七百一句の一覧へ
遺骨が船に載せられて、水の上を渡ってゆく。声なく、とはお骨のことでもあり、見送る人々のことでもあるだろう。動いているのは水面だけ。静けさそのものが、弔いのかたちになっている。