雪もよひ雪にならない工場地帯のけむり 山頭火 ゆきもよい ゆきにならない こうじょうちたいのけむり 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 今にも雪になりそうな空が、なかなか雪にならない。低くたれこめた雲の下に、工場の煙が立ちのぼっている。自然の空と人間の煙がまじりあう、鈍色の冬の一日。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句ぶらりとさがつて雪ふる蓑虫 次の句 →あたたかなれば木かげ人かげ ことばをたどる 雪 『草木塔』七百一句の一覧へ
今にも雪になりそうな空が、なかなか雪にならない。低くたれこめた雲の下に、工場の煙が立ちのぼっている。自然の空と人間の煙がまじりあう、鈍色の冬の一日。