冬がまた来てまた歯がぬけることも 山頭火 ふゆがまたきて またはがぬけることも 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 冬がまためぐってきて、また歯が一本抜けた。季節の巡りと体の衰えが、同じ「また」で結ばれている。嘆くでもなく、老いてゆく身をそのまま書きとめた句。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句枯れゆく草のうつくしさにすわる 次の句 →噛みしめる味も抜けさうな歯で 『草木塔』七百一句の一覧へ
冬がまためぐってきて、また歯が一本抜けた。季節の巡りと体の衰えが、同じ「また」で結ばれている。嘆くでもなく、老いてゆく身をそのまま書きとめた句。