噛みしめる味も抜けさうな歯で 山頭火 かみしめるあじも ぬけそうなはで 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 ぐらつく歯で、それでも噛みしめて食べている。噛みしめるほどに、歯の抜けそうなことも思い知らされる。食べることと老いることが、ひと口ごとに重なりあう。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句冬がまた来てまた歯がぬけることも 次の句 →竹のよろしさは朝風のしづくしつつ 『草木塔』七百一句の一覧へ
ぐらつく歯で、それでも噛みしめて食べている。噛みしめるほどに、歯の抜けそうなことも思い知らされる。食べることと老いることが、ひと口ごとに重なりあう。