山頭火アラーム
日本語EN

春風の鉢の子一つ

はるかぜの はちのこ ひとつ

昭和8年〜9年(1933-1934) 庵からの行乞
『草木塔』行乞途上

解説

鉢の子は、行乞の僧が米や銭を受ける鉄の鉢のこと。持ちものはこれ一つ、あとは春風が吹いているだけ。何も持たない身軽さと、それゆえの心細さが、春のやわらかい風のなかでひとつに溶け合っている。山頭火の代表句のひとつとして知られる。

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