春風の鉢の子一つ 山頭火 はるかぜの はちのこ ひとつ 昭和8年〜9年(1933-1934) 庵からの行乞『草木塔』行乞途上 聞く 解説 鉢の子は、行乞の僧が米や銭を受ける鉄の鉢のこと。持ちものはこれ一つ、あとは春風が吹いているだけ。何も持たない身軽さと、それゆえの心細さが、春のやわらかい風のなかでひとつに溶け合っている。山頭火の代表句のひとつとして知られる。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句かすんでかさなつて山がふるさと 次の句 →わがままきままな旅の雨にはぬれてゆく 『草木塔』七百一句の一覧へ
鉢の子は、行乞の僧が米や銭を受ける鉄の鉢のこと。持ちものはこれ一つ、あとは春風が吹いているだけ。何も持たない身軽さと、それゆえの心細さが、春のやわらかい風のなかでひとつに溶け合っている。山頭火の代表句のひとつとして知られる。