昧々居 また逢へた山茶花も咲いてゐる 山頭火 また あえた さざんかも さいている 大正14年〜昭和7年(1925-1932) 行乞流転の旅『草木塔』鉢の子 聞く 解説 去年も見た山茶花に、また逢えた。花に対して「逢う」という言葉を使うとき、それはもう風景ではなく、なつかしい相手になっている。寒さに向かう季節のなかで、変わらずに咲いていてくれるものがある。そのことの、静かな心強さ。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句酔うてこほろぎと寝てゐたよ 次の句 →雨だれの音も年とつた ことばをたどる 咲く 逢う 『草木塔』七百一句の一覧へ
去年も見た山茶花に、また逢えた。花に対して「逢う」という言葉を使うとき、それはもう風景ではなく、なつかしい相手になっている。寒さに向かう季節のなかで、変わらずに咲いていてくれるものがある。そのことの、静かな心強さ。