山頭火アラーム
日本語EN

鳴いてきりぎりす生きてはゐる

ないてきりぎりす いきてはいる

昭和14年〜15年(1939-1940) 松山・一草庵
『草木塔』鴉

解説

きりぎりすが鳴いている。鳴いているということは、生きているということだ。「生きてはゐる」の「は」に、それ以上を求めない静かな肯定がある。秋の朝、虫の声にふと耳をとめる。それだけで、今日がもう始まっている。

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