しぐるるやあるだけの御飯よう炊けた 山頭火 しぐるるや あるだけのごはん ようたけた 昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居『草木塔』孤寒 聞く 解説 時雨の降る寒い日、米櫃にあるだけの米を炊いたら、うまく炊けた。明日の分はもうない。それでも「よう炊けた」とつぶやく声のあたたかさ。立ちのぼる湯気のむこうで、貧しさと満ち足りることが静かに同居している。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句しんじつおちつけない草のかれがれ 次の句 →焼場水たまり雲をうつして寒く 『草木塔』七百一句の一覧へ
時雨の降る寒い日、米櫃にあるだけの米を炊いたら、うまく炊けた。明日の分はもうない。それでも「よう炊けた」とつぶやく声のあたたかさ。立ちのぼる湯気のむこうで、貧しさと満ち足りることが静かに同居している。