ひよいとのぞいて蓑虫は鳴かない 山頭火 ひょいと のぞいて みのむしは なかない 昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居『草木塔』孤寒 解説 前句と対をなす蓑虫の句。顔を出したものの、蓑虫は何も言わない。鳴くという言い伝えのある虫が、ただ黙ってそこにいる。その沈黙をじっと見ている作者もまた、ひとりで黙っている。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句春風の蓑虫ひよいとのぞいた 次の句 →もらうてもどるあたたかな水のこぼるるを ことばをたどる 鳴く 『草木塔』七百一句の一覧へ
前句と対をなす蓑虫の句。顔を出したものの、蓑虫は何も言わない。鳴くという言い伝えのある虫が、ただ黙ってそこにいる。その沈黙をじっと見ている作者もまた、ひとりで黙っている。