歓送 これが最後の日本の御飯を食べてゐる、汗 山頭火 これが さいごの にほんの ごはんを たべている、あせ 昭和12年〜13年(1937-1938) 戦時の句『草木塔』銃後 解説 出征兵士の歓送の席。これが日本で食べる最後の御飯になるかもしれない。それを黙って食べている男の、したたる汗。壮行のにぎわいの中に、生身のひとりの体温だけを句は書きとめた。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句音は並んで日の丸はたたく 次の句 →ぢつと瞳が瞳に喰ひ入る瞳 ことばをたどる 食べる 『草木塔』七百一句の一覧へ
出征兵士の歓送の席。これが日本で食べる最後の御飯になるかもしれない。それを黙って食べている男の、したたる汗。壮行のにぎわいの中に、生身のひとりの体温だけを句は書きとめた。