山頭火アラーム
日本語EN

ふつと影がかすめていつた風

ふっと かげが かすめて いった かぜ

昭和12年〜13年(1937-1938) 其中庵晩期
『草木塔』柿の葉

解説

ふっと影がかすめた。鳥か、葉か、確かめる間もなく過ぎて、あとには風だけが残る。名づける前に消えてしまうものたち。その一瞬の気配だけをつかまえた句である。

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