昭和十年十二月六日、庵中独坐に堪へかねて旅立つ 水に雲かげもおちつかせないものがある 山頭火 みずに くもかげも おちつかせない ものが ある 昭和12年〜13年(1937-1938) 其中庵晩期『草木塔』柿の葉 解説 昭和十年十二月、庵にひとり座っていることに堪えかねて旅立った日の句。水面をよぎる雲の影さえ、じっとしていられない。落ち着かないのは水でも雲でもなく、それを見つめる自分の胸のうちである。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句つきあたれば秋めく海でたたへてゐる 次の句 →あたたかく草の枯れてゐるなり ことばをたどる 水 雲 『草木塔』七百一句の一覧へ
昭和十年十二月、庵にひとり座っていることに堪えかねて旅立った日の句。水面をよぎる雲の影さえ、じっとしていられない。落ち着かないのは水でも雲でもなく、それを見つめる自分の胸のうちである。