旅はゆふかげの電信棒のつくつくぼうし 山頭火 たびはゆうかげの でんしんぼうの つくつくぼうし 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 旅の夕暮れ、電信柱につくつくぼうしが止まって鳴いている。木ではなく電信棒という即物的なものに、蝉の声と夕かげが宿る。歩く者の目がとらえた、道ばたの秋のはじまり。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句月へ萱の穂の伸びやう 次の句 →つきあたれば秋めく海でたたへてゐる ことばをたどる 旅 つくつくぼうし 『草木塔』七百一句の一覧へ
旅の夕暮れ、電信柱につくつくぼうしが止まって鳴いている。木ではなく電信棒という即物的なものに、蝉の声と夕かげが宿る。歩く者の目がとらえた、道ばたの秋のはじまり。