山頭火アラーム
日本語EN

誰も来ないとうがらし赤うなる

だれもこない とうがらし あこうなる

昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて
『草木塔』雑草風景

解説

訪ねてくる人もない庵で、唐辛子だけが日ごとに赤くなってゆく。人の来ない時間の長さを、実の色づきが静かに教えてくれる。さびしさと、それを見届ける張り合いとが、ひとつになった句。

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