残された二つ三つが熟柿となる雲のゆきき 山頭火 のこされた ふたつみつが じゅくしとなる くものゆきき 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 採り残された柿が二つ三つ、枝の上で熟柿になってゆく。その向こうを雲がゆっくり行き来する。誰にも採られないまま熟れてゆくものと、流れてやまない雲。秋の深まりを見上げたままの句。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句日かげいつか月かげとなり木のかげ 次の句 →みんなではたらく刈田ひろびろ ことばをたどる 雲 ゆく 『草木塔』七百一句の一覧へ
採り残された柿が二つ三つ、枝の上で熟柿になってゆく。その向こうを雲がゆっくり行き来する。誰にも採られないまま熟れてゆくものと、流れてやまない雲。秋の深まりを見上げたままの句。