山頭火アラーム
日本語EN

誰か来さうな空が曇つてゐる枇杷の花

だれかきそうな そらがくもっている びわのはな

昭和7年〜9年(1932-1934) 其中庵にて
『草木塔』其中一人

解説

空が曇ってきて、なぜか誰か来そうな気がする。庭には枇杷の地味な花。訪れる人の少ない暮らしでは、空模様さえ来客の予感になる。待つともなく待っている心が、ふと洩れた句。

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