誰か来さうな空が曇つてゐる枇杷の花 山頭火 だれかきそうな そらがくもっている びわのはな 昭和7年〜9年(1932-1934) 其中庵にて『草木塔』其中一人 解説 空が曇ってきて、なぜか誰か来そうな気がする。庭には枇杷の地味な花。訪れる人の少ない暮らしでは、空模様さえ来客の予感になる。待つともなく待っている心が、ふと洩れた句。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句茶の木も庵らしくひらいてはちり 次の句 →落葉ふる奥ふかく御仏を観る ことばをたどる 花 空 『草木塔』七百一句の一覧へ
空が曇ってきて、なぜか誰か来そうな気がする。庭には枇杷の地味な花。訪れる人の少ない暮らしでは、空模様さえ来客の予感になる。待つともなく待っている心が、ふと洩れた句。