しぐるるや死なないでゐる 山頭火 しぐるるや しなないで いる 大正14年〜昭和7年(1925-1932) 行乞流転の旅『草木塔』鉢の子 解説 時雨に濡れながら、ふと思う。自分はまだ死なないでいる、と。生きている、ではなく、死なないでいる。この言い方にしか収まらない実感が、冷たい雨の中にある。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句ほろほろ酔うて木の葉ふる 次の句 →張りかへた障子のなかの一人 ことばをたどる 死ぬ 『草木塔』七百一句の一覧へ
時雨に濡れながら、ふと思う。自分はまだ死なないでいる、と。生きている、ではなく、死なないでいる。この言い方にしか収まらない実感が、冷たい雨の中にある。