山頭火アラーム
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自嘲

初孫がうまれたさうな風鈴の鳴る

はつまごが うまれたそうな ふうりんの なる

昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居
『草木塔』孤寒

解説

「自嘲」と前書がある。初孫が生まれたそうな――伝聞でしか知らされない身の上である。家を出た自分のもとには、風鈴の音だけがちりんと届く。うれしさと後ろめたさの入りまじった夏の音。

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