自嘲 初孫がうまれたさうな風鈴の鳴る 山頭火 はつまごが うまれたそうな ふうりんの なる 昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居『草木塔』孤寒 解説 「自嘲」と前書がある。初孫が生まれたそうな――伝聞でしか知らされない身の上である。家を出た自分のもとには、風鈴の音だけがちりんと届く。うれしさと後ろめたさの入りまじった夏の音。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句朝焼夕焼食べるものがない 次の句 →雨を受けて桶いつぱいの美しい水 『草木塔』七百一句の一覧へ
「自嘲」と前書がある。初孫が生まれたそうな――伝聞でしか知らされない身の上である。家を出た自分のもとには、風鈴の音だけがちりんと届く。うれしさと後ろめたさの入りまじった夏の音。