水に放つや寒鮒みんな泳いでゐる 山頭火 みずにはなつや かんぶな みんなおよいでいる 昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居『草木塔』孤寒 聞く 解説 寒鮒を水に放してやると、みんないっせいに泳ぎだした。冬の冷たい水のなかで動きだす、命のいきいきとした手ごたえ。「みんな泳いでゐる」という弾むような確認が、見ているこちらまでうれしくさせる。冬の朝にまっすぐ届く句。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句枯すすき枯れつくしたる雪のふりつもる 次の句 →一つあると蕗のとう二つ三つ ことばをたどる 水 『草木塔』七百一句の一覧へ
寒鮒を水に放してやると、みんないっせいに泳ぎだした。冬の冷たい水のなかで動きだす、命のいきいきとした手ごたえ。「みんな泳いでゐる」という弾むような確認が、見ているこちらまでうれしくさせる。冬の朝にまっすぐ届く句。