山頭火アラーム
日本語EN

水に放つや寒鮒みんな泳いでゐる

みずにはなつや かんぶな みんなおよいでいる

昭和13年〜14年(1938-1939) 湯田・風来居
『草木塔』孤寒

解説

寒鮒を水に放してやると、みんないっせいに泳ぎだした。冬の冷たい水のなかで動きだす、命のいきいきとした手ごたえ。「みんな泳いでゐる」という弾むような確認が、見ているこちらまでうれしくさせる。冬の朝にまっすぐ届く句。

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