くづれる家のひそかにくづれるひぐらし 山頭火 くずれるいえの ひそかにくずれる ひぐらし 昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて『草木塔』雑草風景 解説 朽ちてゆく家が、目に見えないほどひそかにくずれつづけている。その静けさの中に、ひぐらしの声が澄んで響く。ゆっくり滅びてゆくものと、夕暮れの蝉の声。衰えの気配を澄んだ耳で聴いた句。 この句を、あしたのアラームにする(無料のiOSアプリ) この句をおくる 共有する X に投稿 LINE でおくる URLをコピー ← 前の句もう枯れる草の葉の雨となり 次の句 →死んでしまへば雑草雨ふる 『草木塔』七百一句の一覧へ
朽ちてゆく家が、目に見えないほどひそかにくずれつづけている。その静けさの中に、ひぐらしの声が澄んで響く。ゆっくり滅びてゆくものと、夕暮れの蝉の声。衰えの気配を澄んだ耳で聴いた句。