山頭火アラーム
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くづれる家のひそかにくづれるひぐらし

くずれるいえの ひそかにくずれる ひぐらし

昭和11年〜12年(1936-1937) 其中庵にて
『草木塔』雑草風景

解説

朽ちてゆく家が、目に見えないほどひそかにくずれつづけている。その静けさの中に、ひぐらしの声が澄んで響く。ゆっくり滅びてゆくものと、夕暮れの蝉の声。衰えの気配を澄んだ耳で聴いた句。

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