山頭火アラーム
日本語EN

飯田にて病む 二句

まこと山国の、山ばかりなる月の

まこと やまぐにの、やまばかりなる つきの

昭和11年(1936) 東への長旅
『草木塔』旅から旅へ

解説

信州飯田で病に伏せたときの句。まことに山国、見わたすかぎり山ばかり、その上に月が出ている。「月の」と言いさしたまま句が閉じる。その先の言葉を持たない病中の心細さが、余白に残る。

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